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プリシラ(2023) [映画]

エルヴィスの崇拝者としては、まったく共感できない作品だろうというのは観る前からわかっていた。
原作はプリシラだし、エグゼクティブプロデューサーにも名前を連ねているのだから。
エルヴィスの映像も楽曲も、写真さえも使用許可が下りるはずがないのは当然だけど、恐らくはそれがわかっていたS・コッポラ監督は、最初から許可取りなんかしなかったんじゃないかな。
おかげで薄っぺらい映画になってしまった。

エルヴィスの視点からは描かれない、「死人に口なし」的内容にもかかわらず、「プリシラはん、結局あんた、ずっと『プレスリー』を名乗ってまんがな」という事実。
『Suspicious Minds』を歌っていた時のエルヴィスの気持ちを思うと、「プリシラ憎し」と思っている人、世の中にゴマンといるでしょう。

エルヴィスは精神的に成熟していなかったかもしれない。だからこそ純粋であり続けたし、だからこそトム・パーカー大佐に操られ続けたんだろう。おまけに書くと、だからこそ気前の良さも超ピカイチだったんだな。そして、だからこそ『メンフィス・マフィア』と呼ばれる取り巻き連中たちが何人も集まってきたに違いない。
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Master Lucas Hasn't Been Here Anymore. [映画]

前回の続き

‘エイリアン’ という名作を劇場封切り時に観られた幸せというのは、映画ファンにとっては何物にも変えがたいと思ってる。
だって、映画館でこの作品を観た者以外、誰も‘ALIEN’ というのが何者(何物?)で、どんな姿かたちか知り得ないという状況の中、その映画を観るんだから。
あとに続く、‘E.T.’ や、‘グレムリン’(&ギズモ) や、‘プレデター’ も、世間にその姿が公表されていない中で観るんですよ(‘プレデター’ に関して言えば、内容も良く知らなかったから、『変わった戦争映画か?』と思っていた中でのあの展開で、一層驚いた)。
こんな、‘ワクワク’ は他にはないでしょう?


それと同様で、改めて、

『‘帝国の逆襲’ を劇場初公開時に観ることができた人たちは、映画史上に残る衝撃の真実を知らされるという経験をさせてもらえていたんだな』

って感じた。
ダース・ベイダーを演じたデビッド・プラウズ(声をアテたジェームズ・アール・ジョーンズではなくて)だって撮影現場では、ルークの、

「(オビ-ワンは)お前が父を殺したんだと言っていた」

に対して、

「違う。オビ-ワンがお前の父を殺したのだ」

と言わされていたらしい。
だから、完成作を観たプラウズは、

「セリフ、変わってまんがなーッ!」

ってビックリして、ルーカスに、

「オレにも真実を先に教えてくれてたら、“そういう風に” 演技したのにィ」

と訴えたとか(マーク・ハミルには撮影直前に最高機密のセリフを知らされた)。
結果、

「I am your father.」

は映画史に残る名セリフになり、今にして思えば翌年(81年)の、‘レイダース’ も踏まえて、あの頃が、‘映画人ルーカス’ の絶頂期だったんだな。

ところが、90年代後半になり、

「やっと創りたい映像が技術的に可能になった」

と、‘ファントム・メナス’ を二十二年振りに自らメガホンを取った時にはもう、‘アメリカン・グラフィティ’ の監督はいなかった。
‘タイタニック’ が空前の大ヒットを記録した結果を受けて、‘クローンの攻撃’ 制作時には、

『女性客も呼べるようにロマンスの要素も絡めよう』

と考えているという記事を目にした時、

『ダメだ、おっさん・・・』

って思ったよ。
それはまるで、晩年の黒澤明・大先生が、‘まあだだよ’ の撮影時に所ジョージさんの芝居を見て、

「う~ん、うまい!」

と言ったとか言わなかったとか、っていうのを聞いた時のことを思い出した。
まさに、

『師もまた耄碌したのか・・・』


カリフォルニアはアナハイムのディズニーランドに87年に、‘Star Tours’ が完成した時はまだ気づかなかったけど、95年に、‘Indiana Jones[トレードマーク] Adventure’ がオープンした時には流石に、

『爺はマイケル・アイズナーに迎合してるのかなぁ』

って思ってた。


‘シスの復讐’ を撮り終えた後、師・・・ではなく、爺も映画創りへの情熱を失っていただろうが、現在のThe Walt Disney CompanyのCEOのボブ・アイガーにもうまく言いくるめられたのか、Lucasfilm Ltd.も売却してしまい、多くのファンを失望させてしまった(もしかするとキャスリーン・ケネディも一枚噛んでいたのかもしれない)。
スタジオで働くスタッフの中にも、

『Oh, no! Master!!』

と嘆いた人がいたかもね(一方でD帝国に属するということで喜んだスタッフもいただろうけど)。
悲しいかな、映画屋は、やり手のビジネスマンにはなれないし、戦っても勝てないのだ。

‘最後のジェダイ’ を観た人の中には、

『ルーカスに撮り直してほしい』

と思っている人もいるみたいだけど、今の爺には物理的以前にcreativityな面で何もできないし、もはやできる術もないよ。
結果として、シリーズは旧三部作で終わっていた方が良かった。
そうすれば、‘名作シリーズ’ のまま終われたんだから(新三部作なんておまけでしかないし、新新三部作などは言及するのもはばかられる)。

最後に、ケネディ女史がジョンソン監督に一連の九部作とは別の設定で新たな三部作を創らせようとしているが、これ以上、‘STAR WARS’ の名を汚そうものなら、現実世界で反乱軍が現れるかもしれないよ。










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“スター・ウォーズ/最後のジェダイ” [映画]

百人の人がいれば感情は百通り。感想も百通り。
誰かが美味しいと言っても他の誰かの口には合わないこともあるだろうし、誰かが面白いと言っても別の誰かにはカスほどにも感じられないってこともある。

そういうわけで、“スター・ウォーズ/最後のジェダイ”が面白いという鑑賞者がいてもまったく不思議じゃない。
だけど、1977年の夏にアメリカで、その一年後の夏に日本で、‘STAR WARS’という作品を初めて観た人たちが受けた衝撃的な面白さのことを思えば、‘最後のジェダイ’を面白いと思った人たちのそれとは比ぶべくもないかな。
それでも、どちらも‘面白い’には変わらないんだから、‘最後の~’が面白いと言える人は、それはそれで幸せだろうし、そんな人がいてくれてクリエイターたちも幸せだろうね。

ただ、オレにとっては屁みたいな作品だけど。・・・‘Star Wars’を名乗るのなら。
名乗らないんだったら、

『中身はないけど金と労働力だけはかかってるな』

ぐらいは感じたかな。


音楽担当のジョン・ウィリアムス大先生も、ラッシュを観て頭を抱えたと思う。

「こんな心が動かない作品にどうやって音楽をつけると言うんだい?」

それでも大先生は、

「ルークのテーマとレイアのテーマは使えるけど・・・‘帝国の逆襲’のあの曲や、あの曲のあの部分も使い回して・・・あとは適当♪」

と思ったかどうかは知る由もないけど、そのような苦労の末になんとか作曲したと想像する。

そもそもオレはJ・J・エイブラムスが嫌いだ。
今作は製作総指揮のみに回った彼には、クリエイターとしての才能は感じない。
これまで何も新しいことはやってないから、人真似はうまいのかも。
仕掛け人というか、プロデューサーとしては面白い存在だと思うけど。
‘スタートレック’も大して面白くはなかった・・・が、まだトレッキーには受け入れられている節もあるから、‘トレック’だけ創っていれば良かったのに。

そんなこんなを考えていたら、前作の、‘フォースの覚醒’と今作を、‘STAR WARS’とは呼べない代物にしてしまった諸悪の根源を自分なりに見つけた。
キャスリーン・ケネディ女史。
両作品でプロデューサーとして名を連ねているこの人は、スピルバーグ監督とだけ仲良くしていれば良かったのにな。
今やルーカスフィルムの社長にまで上り詰めた彼女は、しかしながら、‘スターウォーズ’のことを深く理解はしていないでしょう。
今作のプロモーションで来日した時に、

「ライアン・ジョンソン監督のシナリオは素晴らしい」

って言ってた。
耄碌したルーカス爺(次回参照)よりもさらに劣るJ・J・・・よりもさらにセンスがない。
彼女が製作総指揮を務めた、‘クリスタル・スカルの王国’も期待倒れだった。
彼女が三度(みたび)プロデューサーとして名を連ねる、‘Ⅸ’も、来夏公開の、‘Solo: A Star Wars Story’も期待しない方がいい。
‘Ⅸ’に至っては、

「J・J、再度監督やるってよ」

だから目も当てられない。
ただ、‘Solo’の方は、脚本はローレンス・キャスダンだし、演出はロン・ハワードなんで、少しは期待できるかも。あくまでもサイドストーリーとしてだけどね。

次回につづく









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その9: デビッド・リンチ作品の謎の捉え方 [映画]

前回の続き


“TWIN PEAKS(ツイン・ピークス)”という作品が好きな人たちからすれば、“Twin Peaks: Fire Walk with Me(邦題:“ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間”)” の制作時に撮影したフィルムはなるべく無駄にしないで、二時間半くらいの劇場用作品を二本、公開して欲しかったに違いない。

でも、日本ではよく見られる、‘二本の作品を一ヶ月ほどずらして前後編での連続上映’ みたいなスタイルは、アメリカ人はあまり好まない。
それでなくても、ドラマのファンくらいしか劇場には足を運ばないであろうことは、制作会社も配給会社も容易に推測できただろうから(つまり、大ヒットが望めないことは公開前から想像できたから)、二時間半の映画二本を連続上映しても採算など合うはずはなく、現実問題としては到底無理だった。

では、全七話くらいの連続ドラマとしてのテレビ放映ならどうだったかな。
その場合、これは90年代の作品だから、当時のブラウン管サイズである、横縦比4:3のスタンダードサイズになって放送されていたけど。
それでも観たかったよ。
実際、“Twin Peaks: The Missing Pieces” を観ただけでも、“Fire Walk with Me(ローラ・パーマー最期の7日間)” から、それこそ失われたピースをはめ込む感じがしたから。

・・・と、そこでハッと思った[ひらめき]

『デビッド・リンチ監督の作品の、謎や意味不明な部分を解き明かすヒントというのは、作品のカットされた部分、日の目を見ることのない部分にこそ隠されているのかも[exclamation&question]

・・・ってね。
仮に必要に迫られて、やや具体的で説明的なシーンを撮影していても、曖昧さやabstract(つまり、抽象的)な印象を観客に、‘あえて’ 感じさせるために、そんなシーンは正式発表版では落としているような気がする。

「カットされた部分に謎のヒントが隠されてるんだったら、意味不明でも仕方ないじゃん」

なんて、でもそんなことは言わないで、各人がそれぞれ好きなように解釈すればいいんでしょう。
九回に分けて書いてきて、そういう結論を今日やっと導き出せたよ。

案外・・・
個人的な考えだけど・・・
デビッド・リンチ監督って純粋な人だろうから・・・
彼のすべての作品のストーリーの・・・
すべてのシーン、すべてのカット、すべての演出は・・・
実は・・・

観たそのままの内容、現象、芝居で、それ以上でもそれ以下でもないと思うよ。


おしまい[手(パー)]



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その8: ‘失われた欠片たち’ が見つかった! [映画]

“Twin Peaks: Fire Walk with Me(邦題:“ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間”)” という作品が1992年に公開された時、日本では、

TP_FFWM_JP.jpg

こんなポスターが作成された。

一方、日本よりも三ヶ月遅れで公開された本国アメリカで作成されたポスターは、

TP FWWM Poster.jpg

これ。

どちらが好きかはその人の好み次第だけど、個人的には下(米国版)だな。
下だって特に好きだというわけではないけど、上(日本版)は絶対にないな。

この映画はドラマを観ていた人しか楽しめないから、ポスターだってそんな人たちにしかわからないものを作成しても大して問題ではなかったかもしれない。
でも、ピンセットで爪の間を調べようとしている画像が、“TWIN PEAKS”(の世界を表している)とは到底思えない。
米国版の、‘赤い部屋に続く廊下&ローラ・パーマー(とジェームズ・ハーレー)が持っていた“半分ハート” のペンダント’ というデザインの方が、よっぽど、‘世界’ を表現しているでしょ?

あと、個人的な好みではあるけど、日本版ポスターにも使われている・・・

TWIN PEAKS.jpg

こっちのローラはあまり好きじゃない。
こちらはあくまでも宣伝用、PR用に発表された写真で、ドラマで映ったものではないし、それに、なんだかこっちのローラは水の底に沈んでいるみたい。
頭部がやけに強調されていて、結果的にバラバラ死体の一部みたい。

そちらではなく、ドナの父親でもあるウィリアム・ヘイワード医師がビニールシートをめくり、保安官のハリー・トゥルーマンと共に目にした、と同時に初めてその姿を視聴者の前に現した、‘美しい死体’ は・・・

LP.jpg

こちらでしょう?

ところで、“Twin Peaks: Fire Walk with Me” にはかなりカットされたシーンがあって、それらを新たに編集したものが、“Twin Peaks: The Missing Pieces” というタイトルで三年前(2014年)に発表された。

tpmp.jpg

こんなポスター。なかなか素晴らしいデザインだと思う。

どこかで目にした話によれば(眉唾かも)、この二本の作品(上映時間は、“Fire Walk with Me” が135分、“The Missing Pieces” が91分)に、更にカットされたシーンも含めれば、劇場用作品として撮影されたフィルムの長さは、時間にしてトータルで5時間ほどになるらしい。

そこで思った。
作品のファンならみんなが思ったであろうこと・・・。


またまた、またまた、またまた、また次回につづく







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その7: ‘傷だらけのローラ’ ならぬ ‘傷だらけのアニー’ [映画]

前回のつづき


‘ローラはアニーのことを知っていたのだろうか?’

月亭八方師匠なら言うでしょう。

「さあさ、そこやがな」

・・・

アニーがローラの隣で、血まみれの顔で、

「My name is Annie.(私はアニーよ)」

ってわざわざ言ったってことは、ローラは彼女のことを知らなかった、と、普通は考えられるだろう。
だけど・・・In My Opinion, ローラはアニーを知っていたとしてもまったく不思議じゃないよ。

そもそもアニー・ブラックバーンはノーマ・ジェニングス(Double R Diner[ダブル・R・ダイナー]のオーナーでありながら自らウエイトレスとして働いている)の妹だから、Double R Dinerでアルバイトをしていたローラはアニーという名前は聞いていた可能性は高いし、もしかしたら写真のアニーを見たことはあったかもしれない。
それどころか、過去には実際に会っていたということも十分に考えられる。
ただ、アニーは修道院に入っていたから、二人が最後に会ったのは何年も前だったろうね。
だとしたら、ローラがアニーのことを知っていたとしても、‘大人になった姿’ のアニーを知っていたかどうかは謎だ。
おまけに、アニーの口の周りは血だらけだったから、なおさらローラはそれがアニーだとは認識できなかったかも・・・

というのが、My Opinion です。

いやいや、そうではなくて、ローラがアニーのことを本当に知らなかったとしたら・・・

アニーが、

「My name is Annie.」

に続けて、

「デイル(クーパー捜査官)とローラと一緒にいるの」

なんてことを言った時、ローラは、

「ローラって私なんですけどッ!でも、デイルもあんたも知んないよッ!![ちっ(怒った顔)]

って、鬼の形相で答えたんじゃないかな[ふらふら]

ダヨーンが思うには、アニーが、

「My name is Annie.」

って言ったのは、映画を観ている観客のためかもね。
誰もあのシーンでアニーが現れるなんて思ってないし、それこそ、血だらけの顔でそれがアニーだと認識できなかった人が多かったかもしれないから。

デビッド・リンチ監督、案外親切じゃーん[わーい(嬉しい顔)]


またまた、またまた、またまた次回につづく
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その6: ‘世界で一番美しい死体’ はなぜ ‘美しい’ のか [映画]

★★★今回の記事は、映画、“ローラ・パーマー最期の7日間” のネタばれを含みますので、まだ映画を観ていないけど将来的に観ようと思っている人は読まない方がいいですよ★★★


92年公開の、“Twin Peaks: Fire Walk with Me(邦題:“ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間”)” は、デビッド・リンチ監督からドラマのファンへの粋なプレゼントだったように思う。
確かに、この劇場用作品に対してはドラマのファンであっても、

『無駄ーッ』

だとか、

『無意味ーッ』

とか、

『無益ーッ』

や、

『蛇足ーッ』

に、はたまた、

『駄作ーッ』

というような声も散見される。
ドラマが好きでなかった者なら全員が、

『金返せーッ!』

と言ったかもしれないけど、好きでなかった者は、付き合わされたとかでない限りは劇場にも足を運んでいないだろう。
でも、ドラマに心酔していた人たちのほとんどは、そこそこ満足できたと思うんだけど。

とにかく、個人的に感じたことは・・・[どんっ(衝撃)][映画]
                       [どんっ(衝撃)][カチンコ]
                         [どんっ(衝撃)][映画]
                           [どんっ(衝撃)][カチンコ]
                             [どんっ(衝撃)](←FIRE)

学園のクイーンのローラ・パーマーは、Double R Diner(ダブル・R・ダイナー)でアルバイトをしたり、オードリー・ホーンの兄、ジョニー(知的障害がある)に勉強を教えたりと、表面的には真面目で清楚な印象を街の人たちに与えていたが、実際は、清純とは正反対のどうしようもない(詳しいことは割愛)女子高生だった。

そんなローラが、自業自得とはいえロネット・プラスキーと共に襲われて、恐怖に駆られ断末魔の叫びをあげながら、観ているこちらが怖くなるくらいの鬼の形相をさらすのだ。
とてもじゃないが、あのままでは、‘世界で一番美しい死体’ になどなり得ない。
そういうことを考えると、リンチ監督はこの映画で、“ローラ・パーマー最期の7日間” よりも、寧ろ、‘あの表情の謎’ を明かしたかったんじゃないかな・・・とまで想像してしまう。

殺害されたあと、発見された時のあのビニールシートにくるまれたローラ。
一転、彼女は、‘あの’ 赤い部屋でソファにかけていて、傍らには彼女の背後に手を回しているデイル・クーパー捜査官が立っていた。
二人は見つめ合うが、やがて彼女たちの目の前に天使が現れる。
穏やかな表情で、また涙を流しながら、さらには大きな口を開けて笑いながら天使を眺めているローラの姿を見た時、

『もう何にも苦しまなくても、悩まなくてもいいんだな』

と思えて、オレはこのprequel・・・つまり、最近よく使われるところの、‘前日譚’ が創られて良かったって思った。

『・・・そして彼女は、‘世界で一番美しい死体’ になったんだな』・・・

もちろん、殺害される時点では、ローラはクーパー捜査官のことを知らないんだけど。

本作にはアニー・ブラックバーン(ヘザー・グラハム)がチラッとだけ登場しているし(なんでローラのベッドでローラの隣に、しかも血まみれで横たわってるねんッ!)、ローラの日記を持っていたハロルド・スミスだってしっかり登場している。
ドナ・ヘイワード役がララ・フリン・ボイルからモイラ・ケリーに変わってしまったということはあるにせよ、‘お転婆ローラの帰らざる青春’ も見せてくれたし、やはり、“Twin Peaks: Fire Walk with Me” は創られるべき作品だったんだな。

ところで、‘アニーがローラのベッドで横たわって’ って書いたけど、さあ、ここですがな。
はたして、ローラはアニーのことを知っていたのだろうか?


またまた、またまた、また次回につづく
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“美女と野獣(2017年)” [映画]

今回は、現在日米の両国で劇場公開中の映画、『美女と野獣』について書こう。
映画のネタを書くのは久し振りだ[映画]

この作品、来年のアカデミー賞で、複数部門でノミネートされることは間違いないでしょう。
衣装デザイン、メイクアップ、美術、の各部門は確実で、恐らく、撮影、編集、録音、音響編集、視覚効果の各部門もノミネートされるんじゃないかな。
ダヨーンの予想が当たるかどうか、来年、授賞式が終わった後で今日書いたことを振り返ろう。

ラスト近くで、モーリスと、人間に戻ったポット婦人が目を合わせるシーン・・・というよりは、演じたケヴィン・クラインとエマ・トンプソンが目を合わせるシーンには思わずグッと来たし、ラストの出演者紹介のモンタージュシーンの出来は、それぞれの役者の表情共々、とても素晴らしかった。

それとは反対に、エンドクレジットでも流れるアリアナ・グランデとジョン・レジェンドの歌う主題歌は超disappointment・・・失望させられた。
“失望”というよりは、”最低”とか“最悪”とか書きたいところだけど、世の中にはもっともっと酷いことやろくでもないものがゴマンとあるから、“失望”という言葉でとどめておこう。
いや、考えてみれば、“最低”とか“最悪”って今や一般的な言葉だな。
よし。じゃあ、

『アリアナ・グランデとジョン・レジェンドの歌う主題歌は最悪』

って書いておこうかな。
ディズニーは若者ウケを狙ったんだろうけど、セリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンが歌うオリジナルと比べれば、これぞ“雲泥の差”だろう。
グランデとレジェンドの個々の楽曲は好きだし、それなりに歌唱力もあると思ってる。
だから、名曲は変にこねくり回して歌わずに素直な歌い方をすればいいのに・・・って思うけど、グランデ&レジェンドヴァージョンの方がウケる若者もいるだろうから、あれはあれでいいのかもね。

因みに、『エンドレス・ラブ』だって、ダイアナ・ロスとライオネル・リッチーが歌ったオリジナルヴァージョンの方が、ルーサー・ヴァンドロスとマライア・キャリーが歌った94年のヴァージョンよりもずっと良かった。

結局、長渕剛の『乾杯』にしたってそうだけど(こちらは本人が別ヴァージョンでもレコーディングしている)、オリジナルに勝るニューヴァージョンやニューレコーディングを制作するのは至難の業ってことなんだな。

あくまでも個人的な意見だけどね[わーい(嬉しい顔)]
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『バーン・ノーティス』の話をしようじゃないか その2(ブルース・キャンベル兄貴の話をしようじゃないか) [映画]

ブルース・キャンベル兄貴のことを注目するようになったのは、『死霊のはらわたⅡ』(1987年)での芝居を観てからだ。
あの作品はホラーでありながらコメディーだったな。

『死霊のはらわた』シリーズや『スパイダーマン』シリーズで有名なサム・ライミ監督とブルキャン兄貴の関係は、知る人ぞ知るよ。
『死霊のはらわた』シリーズ三作{『死霊のはらわた』(1981年)、『死霊のはらわたⅡ』(1987年)、『キャプテン・スーパーマーケット』(1992年、公開は93年)の三本}全てに主演しているだけでなく、兄貴は『スパイダーマン』シリーズ三作にも全てカメオ出演している。
ライミ監督の『ダークマン』(1990年)でも兄貴はカメオ出演していて、あのラストシーン、兄貴の姿をスクリーンで確認した時は、思わず声が出そうになるくらい感動してしまったよ。
世間一般の人は、誰も『ダークマン』で感動なんかしないだろうけど。
ライミ監督とブルキャン兄貴の熱い友情から目が離せなくなったのは、その『ダークマン』からだったかな。

思えば、既にオレのお気に入りだったライミ監督が初めてメジャーのスタジオに撮らせてもらったのが、『ダークマン』(ユニヴァーサルピクチャーズ作品)だったよ。
でも、興行的にコケてしまって、

『監督はこれからどういう方向に進むかな?』

と心配したものだった。
その十二年後に、『スパイダーマン』で世界的大ヒットを飛ばすとは、当時は到底想像などできなかったよ。

因みに、ライミ監督のファンになったのは、『死霊のはらわた』(1981年)の次の、『XYZマーダーズ』(1985年)を観てからだ。
アホみたいな邦題はどうでもいいとして、こだわりのある演出には感心したものだったな(・・・とはいえ、映画自体、『アホな映画だ』という人が多いかもしれない)。
この作品にもブルキャン兄貴は出演していたよ。

『ダークマン』以降、つまり1990年以降、常に注目してきたブルース・キャンベル兄貴のことは、今や、「ファンだ」と堂々と公言できるよ。
そして、そんな兄貴がサム・アックス役として活躍していた『バーン・ノーティス』は、第7シーズンをもって終了となってしまった。

つづく



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‘BAD BOYS’ の “GROWN UPS 2” (“サタデーナイトライブ”ファンに捧ぐ その4) [映画]

どういうわけか、前回の記事、『‘BAD BOYS’ の “GROWN UPS” (“サタデーナイトライブ”ファンに捧ぐ その3)』の閲覧数が、前々回の記事、『レイチェルを幸せにできなかった大馬鹿野郎ーッ!!』と前々々回の記事、『雄鶏(おんどり)・駄菓子』よりも上回っている。
日本じゃ“サタデーナイトライブ”ファンの数が“glee”ファンのそれを上回るなんてことは到底考えられないけど、それでも、“サタデーナイトライブ(SNL)”に興味がある人がいるらしいことは、個人的にはとっても嬉しいことなので、調子に乗って、“GROWN UPS(邦題:アダルトボーイズ青春白書)”の続編、“GROWN UPS 2”について書かせてもらおう。
まあ、ファンの‘思い入れ度’に関しては、“SNL”ファンは、“glee”ファンに負けていないどころか、多分に勝っているところもあるだろうからね。

全米では1億3千万ドル以上の興行収入を上げ大ヒットしたこの続編だけど、やっぱり日本では劇場公開は見送られ、‘IMDb’によれば、来月20日(12月20日)にDVDで発売されるようだ。

日本では配給会社の収益に貢献できるほどの観客数はまったく計算できないような作品だから、劇場未公開は致し方ないよ。
でも、“SNL”フリークの人ならば、DVDリリースされた暁には絶対に買うか借りるかしないとね。
絶対に見逃せない、その内容は・・・

実は、前作にも増して更に、‘スケッチの積み重ね’といった感じ。
前作ともども、内容で見せる映画ではないから、それはそれでいいと思うよ。
‘BAD BOYS’たちのはしゃぎっぷりを楽しむ作品だから。
それに、出てくるわ出てくるわ、“SNL”のalumni、alumnae・・・つまり卒業生たち。
その一方で、前作で魅力全開だったロブ・シュナイダーが今回欠席だったのはとっても残念だったし、前作はカメオ出演したノーム・マクドナルドの出番がなかったのは、彼のファンであるダヨーンにはガッカリだったな。
でも、メインのキャラクター四人のうちの三人、アダム・サンドラー、クリス・ロック、デヴィッド・スペード(ケヴィン・ジェームスは“SNL”の卒業生ではないばかりか、ゲスト出演もしていない。余談だけどD・スペードは、ファッションデザイナーであるケイト・スペード[Kate Spade]の義理の弟だ)は健在だったし、前作に引き続いての登板組では・・・

カート(C・ロック)の奥さん、ディアンヌ役にマヤ・ルドルフ、
レニー(サンドラー)のライバルのディッキー役のコリン・クイン、
マルコム役のティム・メドウス

の三人も笑わせてくれる。

更に今作は・・・

レニーのことが好きだったペニー役にチェリ・オテリ(21~25シーズン、95~2000年)、
フィットネスクラブの用務員役のジョン・ロヴィッツ(11~15シーズン、85~90年、サンドラーは彼のことも好きだ)、
ラモンソフ夫妻(K・ジェームス&マリア・ベロ)の車を洗車する男性チアリーダー役に、昨年の“That's My Boy”でサンドラーの相手役として抜擢されていたアンディー・サンバーグ(31~37シーズン、05~12年)、
同じく、男性チアリーダー役で現役SNLメンバーのボビー・モイニハン(34~現在の39シーズン、08~14年)
更には、クレジットされていないけどカーウォッシュチアリーダーのメンバーにはウィル・フォルテ(28~35シーズン、02~10年)もいたらしい(気づかなかった)し、
Kマートの買い物客としてサンドラーたちと同時代に出演していたメラニー・ハッツェル(17~19シーズン、91~94年)も登場していた。

サンドラーの奥さんと子供たちも前作と同じ配役で出演していたし、前作同様、これはもう、‘サンドラーの、サンドラーによる、サンドラーファンのための映画’といった感じだな。
スティーヴ・ブシェミ、ニック・スワードソンも含めてここまで前作の出演者を揃えたんだから、なおのことロブ・シュナイダーが出演していないことが残念無念に感じるし、N・マクドナルドとケヴィン・ニーロンが呼ばれなかったことに対して、
「なんでーッ?」
と、サンドラーに問いただしたくなるよね。

でも・・・
前作(興収1億6千万ドル超)も今作もヒットしたことだし、ひょっとしたら、“パート3”が製作される可能性も、“無きにしも非ず”じゃないかな・・・と思うダヨーンなのだった・・・。
サンドラー自身、心底楽しんでつくってるみたいだしね。

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‘BAD BOYS’ の “GROWN UPS” (“サタデーナイトライブ”ファンに捧ぐ その3) [映画]

“アダルトボーイズ青春白書”という、センスの欠片もない邦題を付けられた、アダム・サンドラーの2010年作品、“GROWN UPS”。
映画としては、大して盛り上がりもなく、ただスケッチ(コント)を積み重ねただけのような作品にもかかわらず、全米では興収1億6千万ドルを超える大ヒットになった。
・・・けど、コメディー作品では珍しくない、本邦劇場未公開だった。

恐らく、本国で劇場鑑賞した人の半数以上はアダム・サンドラー(1966年生まれ)と同世代だったに違いない。
そして、多分だけど、その内の更に半数近くは彼が“Saturday Night Live(SNL)”にレギュラー出演していた時の番組のファンだったんじゃないかな。もしかしたら半数以上かも。

とにかく、“SNL”のファン、特に90年代前半の頃のファンにとっては、この映画は最高に楽しめる作品だ。
出演者の顔ぶれがすごい。

A・サンドラーを筆頭に、クリス・ロック、デヴィッド・スペード、ロブ・シュナイダーの主要メンバーはみんな同期(90年からスタートした第16シーズンから登場)だし、主要メンバー以外にも、ラスト近くのバスケットボールの試合でC・ロック(カート)と罵り合う黒人のハゲ選手(マルコム)役に同じく同期のティム・メドウスがいる(因みに、サンドラー、ロック、スペード、シュナイダーの四人は、のちに“SNL”の‘BAD BOYS’と呼ばれ、彼らをフィーチャーしたベストスケッチ集が“SNL”の枠で放送され、その番組はビデオ発売もされた参照)。

更には、バスケの再戦を迫ったディッキー役に、第21シーズンからサブレギュラーメンバーになったコリン・クイン。
カートの妻のディアンヌ役には、第25シーズンの最後の方に初登場したマヤ・ルドルフ(映画では妊婦役だった彼女、“SNL”では33シーズンの途中で実際に出産するので番組を降りたんじゃなかったかな?)。
完全なカメオとして、ウォータースライダーで帽子を被って滑り、海パンがずり上がって‘半ケツ’を見せていた‘変なおっさん’役に、サンドラーとは仲が良く、第19シーズンから登場して23シーズンの途中でNBC西海岸の社長から辞めさせられた、でもダヨーンが大好きなノーム・マクドナルド(彼は番組出演時代からサンドラーのことが大好きそうだった)。
この映画の脚本家としてサンドラーと共に名を連ねているフレッド・ウルフは、91年~97年、まさにサンドラーやN・マクドナルド時代の“SNL”にライター(作家)として参加していたし、第21シーズン(95年スタート)からの1シーズンちょっとはサブレギュラーメンバーでもあったよ。
F・ウルフのようにライターから出演者になったメンバーは珍しくなく、ライターからヘッドライターに昇進し、その後、ヘッドライターを兼ねつつレギュラーメンバーにも名を連ね、“SNL”卒業後、いまやコメディエンヌとして大活躍しているのがティナ・フェイだ。

“SNL”とは直接関係のないキャストでも、仲良しクインテット(五人組)の一人、エリック役はサンドラーとしばしば共演しているケヴィン・ジェームスだし、ウォーターパークの場面でいきなり登場してビックリさせてくれた、ウィリー役のスティーヴ・ブシェミもサンドラーとは親友だ。

相変わらずというか、これまでもしばしばサンドラーの作品に登場した、実の奥さんのジャッキー・サンドラー、実の娘たち、サディーとサニーも出演し、もうアダム君のやりたい放題といった感じ。

個人的に彼の“SNL”時代からの大ファンなので、彼のやることには一切反対も非難もしないけど、それにしても、ここまで‘サンドラーファミリー’で固めるのなら、これまでも彼の作品にしばしば脇役やカメオで出演してきた、“SNL”レギュラーとしては先輩でサンドラーと仲がいいはずのケヴィン・ニーロンも出演させてほしかったよ(続編、“GROWN UPS 2”にもニーロンは出演していないが、サンドラーのその次の作品で全米で2014年5月23日公開予定の“BLENDED”には出演するようだ)。

そして・・・
今はサンドラーはK・ジェームスと仲がいいので、どうなっていたかはわからないけど・・・
もしもクリスが、
あの愛すべきキャラクターだったクリス・ファーレイが、
97年の12月にシカゴで亡くなった彼が・・・
頑張って減量をしていて、酒も控え、ドラッグや抗うつ剤に頼らない生活をして、元気に今でも活躍していれば・・・
やはり“SNL”で‘BAD BOYS’たちと同期だった彼が、K・ジェームスの代わりにエリック役を演じていたんじゃないかな・・・
と、ほんのわずかな寂しさを、ダヨーンは感じているんだ。

全米では、続編の“GROWN UPS 2”は7月12日から公開され、一週目の週末興行成績は“怪盗グルーのミニオン危機一発(DESPICABLE ME 2)”に次ぐ二位で、恐らくトータルの興収でも一作目には及ばなさそうだけど、それでも1億ドル突破は間違いなさそう。
日本では出演作があまり劇場公開されなくて、本国でもめっきりヒット作が少なくなってきたサンドラーだけど、大ヒットした三年前のこの一作目に続き、実は彼自身初めての‘パート2’作品である“GROWN UPS 2”の今回のヒットをきっかけに、今後、見事な復活を果たしてほしいと、心から願ってるよ。

ところで、この続編にはR・シュナイダーが出演していない。
なぜ出演していないのか、物語はどういう設定なのか、気になるところだな。
続編にも、一作目にも増して“SNL”メンバーが多数出演してるけど、長くなり過ぎるので、それらの解説はさすがに割愛しときます。

最後に映画の中身について書いておくと・・・
はじめに書いたように、ただスケッチを重ねただけでストーリーとしての大きな山場がない作品ではあるけど、クライマックスのバスケの試合のラスト、レニー(A・サンドラー)がブロックショットを打つ直前にディッキーの奥さんの方を見てからシュートを放って・・・
というくだり(一連のスローモーション)は、改めて観ると、なぜだか目頭が熱くなってしまった。

『なるほど。“GROWN UP(S)”ねェ・・・』

と、まさにそんな印象を受けたのだった。

そう。
“SNL”ファンのみなさん、‘BAD BOYS’は見事に‘GROWN UP’したんだね。





“ロック・オブ・エイジズ” [映画]

「“ロック・オブ・エイジズ”って映画は思ったほど当たらなかったな。日本でも、本国アメリカでも・・・」

「そうですね。でも先輩、逆に言えば、ハマる人には‘ドッカーン!!’とハマるに違いないですよ。だって、僕なんて2,3ヶ所、目頭が熱くなったシーンがありましたよ。いや、3,4ヶ所だったかな・・・4,5ヶ所だったかも」

「つまり、‘観る者を選ぶ作品’ってことだな」

「ナニ言ってんスか。人間は映画を選びますけど、映画は人を選びませんよ。
とにかく、昔の“ベストヒットUSA”を観てた世代には堪らない映画なのは間違いないでしょうね。今のBS朝日で放送してる方じゃなく、テレ朝でやってた頃の方の・・・」

「“BRIDGESTONE SOUND HIGHWAY・・・ベストヒットUSA!!”、だな。映画を観てて、小林克也さんの曲紹介のMCが聞こえてきそうだったんじゃないか?」

「そんなことはないですけどね。
それにしても、クォーターフラッシュの“Harden My Heart(ミスティハート)”なんて、超久し振りに耳にしましたよ」

「その曲名、オレも今、超久し振りに聞いたぜ」

「監督のアダム・シャンクマンって、人気ドラマ“glee”でも2エピソード、演出を担当したみたいですね。彼、'64年生まれだから、モロに‘元祖MTV世代’なんですよね。あの局、アメリカでは'81年に放送を開始したから」

「懐かしいな、マーサ・クイン。オリジナルVJ(Video Jockey)メンバーの一人で、来日したこともあったな」

「ミュージックビデオを紹介するテレビ番組が日本でもチラホラ出てきたんですよね」

「“ベストヒットUSA”も'81年開始だぜ。今も元気にMCを務めてる克也さんは神みたいな存在だな。オレは崇めさせてもらってるよ。そういえば、TVK(テレビ神奈川)や各地の数局で放送されてた“SONY MUSIC TV”ってのも'83年にスタートしたっけな。単純にミュージックビデオを流し続けるだけの番組で、シンプルでストレートな構成は好きだったな。“ザ・テレビジョン”で、放送される曲のチェックをしたりしたぜ。そういや、あの雑誌も当初は、“週刊カドカワ・・・ザ・テレビジョン~パ・パ・パ・パン♪”なんて言ってたな」

「それ、テレビCMじゃないですか。
そんなことより、映画の中でスティーブ・ペリーの“Oh Sherrie(Oh,シェリー)”が、イントロだけちょこっと流れるんですけど、'80s(エイティーズ)世代のシャンクマン監督なら、あの曲もディエゴ・ボネータが演じるドリューに歌わせて欲しかったですよ」

「イントロだけッ!? そいつは許せんな。元JOURNEY(ジャーニー)のスティーブ・ペリーのあの名曲は、日本では車のテレビCMで使われてたっけな。PVには彼の当時のカノジョ、Sherrie Swafford(シェリー・スワフォード)も出演していて、完全な公私混同だったけど、彼女は綺麗な人だったから、それに関してはオレは許してやったけどな」

「“Oh Sherrie”は、ミュージカルの方は歌う場面があるみたいですよ。2005年にL.A.でプレミア上演されたこのミュージカルは、その後(ニューヨークの)オフブロードウェイを経てブロードウェイでも上演、更にはツアーでも回って、この冬からはラスベガスでも常駐公演が始まる予定だそうです」

「なにッ!?」

「ミュージカル版はストーリーも多少変わってて、映画ではエンドクレジットで流れた“Cum on Feel the Noize”をドリューや、トム・クルーズが演じるステイシー・ジャックスたちが歌ったり、他にも“The Final Countdown”や“Heat of the Moment”、そして先輩の好きなSTYX(スティクス)の“Too Much Time on My Hands”なんかが歌われるみたいですよ」

「そいつァ、メッチャ観たいぜーッ!」

「でも、映画版でもジャーニーの“Any Way You Want It(お気に召すまま)”やREO Speedwagon(アール・イー・オー スピードワゴン)の“Can't Fight This Feeling(涙のフィーリング)”なんかが聴けたから、僕は大満足でしたけどね」

「だけどよ、聞いたところによると、映画のタイトルにもなってる“ROCK OF AGES”って曲は、イギリスのロックバンドのDEF LEPPARD(デフ・レパード)がアメリカでブレークするきっかけになった“PYROMANIA(炎のターゲット)”ってアルバムの収録曲で、そこからの第二弾シングルにもなった名曲だってぇのに、映画のサウンドトラック盤CDへの収録はバンド側からNGが出たっていうじゃないか」

「それに関しては僕もすスゲェー残念に思ってるんで、触れないで下さいよ。その代わりと言っちゃあなんですけど、“Juke Box Hero”(FOREIGNER)&“I Love Rock 'n' Roll”(Joan Jett & The Blackhearts 他)は映画版のみの採用なんですよ。もちろん、CDにも収録されてます」

「なるほど。アダム君は映画版ならではのオリジナル性も披露したってわけだな」

「ただ・・・」

「なんだよ。ただ(無料)でCDに入れようとしたからデフ・レパードから拒否されたのか?」

「しょうもないボケをかまさないで下さいよ。
先輩、今、『アダム・シャンクマン監督がオリジナル性を披露した』って言いましたけど、実はこの映画のラストの展開と描写が、先輩が大好きな、‘殿下’のあの作品にそっくりだったんですよ」

「“ウメ星デンカ”かッ!?」

「違いますよ。あの“戦慄の貴公子”ですよ。まあシャンクマン監督も、どストライク世代だから、‘王子’の大ファンであっても何も不思議はないですけどね」

「おおッ! あの映画かッ!!・・・ってぇことは、あの‘雨の映画’が好きな者は“ロック・オブ・エイジズ”も好きになるだろうし、“ロック・オブ・エイジズ”が好きな人間ならプリンスの‘あの名作’も受け入れられるかも知れないってことだな」

「そういうことです」

「お、雨が降ってきたんじゃないか?」

「ホントですね・・・‘みずいろ’の」

「それは八神純子だろッ!
・・・って、やっと最後にツッコめたんダヨーン♪」
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期待してはいけない話・・・いや、映画。 [映画]

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上の写真は3月11日(現地時間)にロサンゼルスの市街地で撮ったものだけど、それによると、その日L.A.で戦闘が始まったらしい。
で、同日ハリウッドで撮った写真の一枚が下のもの。

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なんだか、車は普通に走っていた。
・・・と見ると、そこに映画の看板が・・・。
そうか、“BATTLE”ってぇのは映画のことだったんだね~。

ってことで、早速観た。

面白くなかった。

戦闘ゲームが好きな若者なら観るのに堪えられるかも知れないけど、

「映画ってのは筋がしっかりしてなきゃね」

ってのが持論のMovie Watchersにはまったく薦められたものじゃないね。
それを観た場所が、地元であるL.A.だからか、本編が終わった瞬間には一部の観客は歓声を上げてたけど、結局、満席だった客席でエンドロールを最後まで観てたのは、このダヨーン以外には一組(二人)しかいなかったしね(それだけで‘後に引かない作品’ってこともわかるんじゃない?)

つまり、一瞬で忘れ去られる作品でもあるってことだな。

久々につまらない物を見せてもらったダヨーンなのだった・・・。
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今更、‘あした’だなんて・・・おかしいよね・・・・・・って話。 [映画]

本日2月11日から、“あしたのジョー”の実写版が劇場公開だってねぇ。
智久くんも、ギャグみたいな香川氏も頑張ってるみたいだけど、とりわけ、なかなかシビアな減量に挑んだ伊勢谷くんの演技は、‘これぞプロフェッショナル’という気概に溢れているようだねぇ。

けど・・・


原作漫画を崇拝している人たちにとっては・・・



実写版なんて・・・




クズだな。

もちろん、キャストの人たちにはこれっぽっちも罪はないよ。

企画したP(プロデューサー)をはじめとして、金を出した会社とかバックアップしたテレビ局とか、関係者はみな冒涜者だな。


そんなことを感じてる、今日、この頃・・・。

早くもあれから18年・・・ その2 [映画]

91年7月3日。
“Terminator 2: Judgment Day”全米公開の初日。

この日、オレはハリウッドにある有名な映画館、シネラマドームに張り切って観に行った・・・んだけど・・・観なかった。
今はあのサンセット大通り沿いにある映画館は、巨大なゴルフボールを二つに割ったようなドーム型映画館の隣に複数のスクリーンを備えたシネコンが建ってるけど、当時は‘シネコン館’はなく、ドーム一つだけ のスクリーンだったんだな。

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あの頃、隣に平面の有料青空駐車場(映画の鑑賞に関係なく全車有料)があって、ドームの入り口から始まっている上映待ちの長蛇の列は、その駐車場を囲む形で伸びていたのだッ!!
というわけで、その光景を見たオレは即座にそこで観ることをあきらめ、郊外のシネコンに向かったのだった。

もちろん、郊外のシネコンでも長蛇の列ができていたけど、“T2”上映スクリーンがいくつかあったから、オレもチケットを買って列に並んで待った。
オレの目の前にいた10歳くらいの少年二人は、

「今度は彼(シュワちゃん)はgood guy(いい奴)なんだぜ」

なんてこと喋ってた。
‘good guy’と言っても、倒産した電気屋さんじゃないよ。あれは‘good guys’だしね(←現地人にしかわからないこと書いてゴメンちゃい)。

そんなこんなで上映初日に観た“T2”は、オレの予想を更に超える興奮を味わわせてくれ、やはりオレはK氏を始めとする何人かに‘レポート’としてAir Mailを送ったのだった。

話は変わるけど・・・
昔は、東京には銀座のテアトル東京、大阪には梅田のOS劇場と、シネラマ方式で上映する映画館が日本にもあったけど、現在は両シネラマ映画館ともなくなってしまったよね。
そんな、日本ではもう観られないシネラマ方式上映を、今でもシネラマドームでは観られるって嬉しい話だと思うよ。
オレの場合、もっぱら郊外のシネコンばかり利用していて、ドームで観たのはシュワちゃんの“ラスト・アクション・ヒーロー”と“スパイダーマン”だけなんだけど。
スクリーンが湾曲しているだけでなく、劇場の形状がドーム型ということで臨場感も抜群だった。
“ラスト・アクション・ヒーロー”を観てて、右後ろでガラスが割れた音がしたと思ったらスクリーン右手から人物が現れたのにも驚いたけど、クライマックスのヘリコプターが飛んでいるシーンでは、天井のスピーカーからの音響が本当に頭上をヘリがグルグル飛んでる迫力を生み出して、実際に映画のシーンの現場にいる感覚には痛く感動したよ。
それはまるで、“ラスト・アクション・ヒーロー”の中のダニー少年が映画の世界に入ったみたいに、オレも“ラスト・アクション・ヒーロー”という映画の中に入ってしまったのかなって思ったくらいだったな。
・・・というのはウソだけど。

話を戻して・・・
去年の夏に休刊を発表した集英社の“ロードショー”という雑誌に、当時、“T2”の全米公開初日の模様を伝える記事が載ったんだけど、そこには、

‘全米で封切られ大ヒット’

のような意味の内容と共に、シネラマドームの周りを長蛇の列が囲んでいる写真が掲載されてたのだ。
その記事を見た時、オレは、

『もしもあの列に並んでいたら、この写真にオレも載ったかな』

と思ったのでした。


・・・という、そんな色んな想いが詰まった映画なんだ、“Terminator 2: Judgment Day”って映画は。


更につづく





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早くもあれから18年・・・ [映画]

80年代半ば、同僚のK氏(悪友Kとは別人)が映画“ターミネーター”のLDを貸してくれた。
劇場公開時には観ていなかったオレだけど、既に“コマンドー”を劇場で観ていたし、当然アーノルド・シュワルツェネッガーのことは知っていた。
ただ、“コマンドー”は“ランボー”の二番煎じ風だったこともあったから、シュワちゃんとシルベスター・スタローンでは、オレはスタローン派だった。

“ターミネーター”は予想以上に面白かった。
LDをK氏に返す時、K氏は、

「‘I'll be back.’は名セリフやで」

と言ったけど、オレはその時には、そこまでの名セリフだと思ってなかった。
実際、85,6年の時点であれが名セリフだと断言できた人間って少なかったと思うよ。
ところが、あとで気がついたら、“コマンドー”の ジョン・メイトリックス(シュワちゃん)も87年の“バトルランナー(The Running Man)”のベン・リチャーズ(シュワちゃん)も言ってるんだよね、

「I’ll be back!」

って。


1990年、夏。
カリフォルニア州はロサンゼルス市の郊外の、ランチョ・カカモンガ(Rancho Cucamonga)という街にあった日本食レストランに、アウトレットでの買い物の帰りに寄った。
劇場では“トータルリコール”が公開されていた頃だった。
夕食を取るために入った、その店の日本人のウエイトレスが、

「この間、アーノルド・シュワルツェネッガーが来たんですよ。この近くで映画の撮影をしてるって言ってましたよ」

と言った。
オレは、それが“ターミネーター2”の撮影だと信じて疑わなかったよ。

90年の12月に全米では“キンダガートン・コップ”が公開されて、それを劇場で観た時だったかな。
この予告編を観たのは・・・。

“Terminator 2: Judgment Day” Teaser Trailer

感動で打ち震えるとはああいうことを言うんじゃない?
期待に胸は高鳴ったね。
ちょうどその頃にリリースされた“トータルリコール”のビデオでも、本編が始まる前にこの予告編は収録されていたよ。

そして1991年、春。
“ラルフ一世はアメリカン(KING RALPH)”だったか、“恋の時給は4ドル44セント(CAREER OPPORTUNITIES)”だったかを劇場で観た時・・・(どちらも酷い邦題だな、しかし)。
観ちゃったんだな、この予告編を。

“Terminator 2: Judgment Day” Theatrical Trailer #2

この予告編のインパクトが強過ぎて、目的の映画が始まっても、しばらくは“Terminator 2: Judgment Day”の映像が頭から離れなかったよ。
だから、観に行った映画が“ラルフ一世~”か“恋の時給~”かを思い出せないんだろうな。
まだインターネットなんて一般人には広まっていない・・・どころか知られていない時代、オレは日本のK氏にAir Mailを書いたよ。

‘凄いですよ、“T2”は。ジェームズ・キャメロンのおっさん、あの“アビス”で見せた技を使いまくりですよ’

ってね。
ジェームズ・キャメロン監督が“T2”の前に撮った“アビス”(89年)という作品を観ていた人は、オレと同様に感じてただろうね。あのCGの斬新な使い方・・・。
ついでだけど、オレはあの時、自分の高校時代の英語の先生にも、

‘“T2”は期待大ですよ’

って手紙を書いたよ。

その後、第三弾の予告編も劇場で流れて・・・。

“Terminator 2: Judgment Day” Theatrical Trailer #3

劇場公開日の7月3日はやってきた・・・。





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“ロッキー4/炎の友情” [映画]

シリーズ全六作中、唯一の、ロサンゼルスの高級住宅街の豪邸に住んでいるロッキー。
この作品だけが、‘兄弟愛の街・フィラデルフィアのロッキー’ではない。

ベタなストーリーだろうが、単純極まりなかろうが、たとえ芸術性がなくても、日頃の悩みや嫌なことを忘れさせてくれ、その91分に没頭させてくれるのなら、その作品はその人間には素晴らしい映画だと言える。

ストーリーのテンポの良さや、観る者をドンドン引き込んでいくその展開など、オリジナル(一作目)を超えている部分も多分にある。

シリーズ六作の中で、全米で一番の興行成績を上げた作品が、この“4”だ。

ジョン・キャファティー(John Cafferty)の“ハーツ・オン・ファイヤー(Heart's on Fire)”を聴くと、魂が熱く燃える同輩は決して少なくない筈だ。
エンドクレジットでもこの曲が流れるが、本編をこのエンドクレジットで‘観直す’という手法は、改めて考えると実に画期的で、個人的には好きだ(この後、“5”でも同様の手法を使っている)。

ロッキー対イワン(英語ではアイヴァン)・ドラゴの試合のクライマックスから映画のラストシーンにかけて、実際にはあんなこと(当時の‘書記長’らしき人物もスタンディング・オベーションするとか)は起こりえないが、映画なんで、映画の中の人たちも映画を観ている人たちも、ハッピーになれるのなら、それに越したことはない。

それにしても、この邦題のサブタイトルはやめて欲しい。
こんな有名なシリーズに副題なんて必要ないし、この副題自体ダサいし、意味不明な言葉だ。
まず、‘友情’というのは、間違いなくロッキーとアポロ・クリードのことを指しているんだろうが、二人の関係はこの一語で語れるほどシンプルではない。
そして、‘炎の’だが、この副題をつけた人物は、‘本当の’友情を知らないか、ロッキーとアポロの関係を深遠から理解していないか、または日本語をしっかりと理解していないか、のどれかに違いない。

余談だが、内藤戦での亀田大毅は、ロッキー対ドラゴの試合を観過ぎて、自らもロッキーのようになりたかったのだろう。



ロッキー4 (ベストヒット・セレクション)

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‘冬・ソナ’というのなら・・・‘太・四’ですか? [映画]

ペ・ヨンジュンの新作主演ドラマ“太王四神記(たいおうしじんき)”が、NHKのBSハイビジョンでの放送と同時期に映画館でも上映されるんだって。
BSとはいえ、テレビ放映されるその作品を映画館でもかけるなんて、異例中の異例だな。
いずれ地上波でも見られるはずだけど、現在BSに加入していなくて、地上波放送を待てない人がどれだけいるかな?
そんな人は映画館に足を運ぶかな?
それとも、この機会にBSに加入するかな?
映画館の観客動員数と、今月及び来月のBSへの新規加入者数の関係が、ペ・ヨンジュンに対する評価の目安になると、ダヨーンは見た。
つまり、

『映画館の大きなスクリーンで観たい』

という人がどれだけいるか。また、

『テレビの画面でいいから、今すぐ見たいがや』

という人はどれくらいいるのか・・・。
即ち、彼は‘映画の人’なのか、‘テレビの人’なのか、ということだな。
更に、将来的に地上波放送された時、その視聴率を考慮すれば、

『地上波放送まで待ちまっしょい』

という人が現時点でどれくらいいたか(未来から見た過去の事実)がわかり、金を払ってでも彼を見たいという人が、どれくらいの割合でいたのかがわかろうというもんでしょう。

 

ところで、「ヨン様、ヨン様」はいいけど、三年半前に猛烈な‘ヨン様人気’が吹き荒れていた時、とあるニュース番組で、

「これが、ヨン様が“冬のソナタ”で乗っていた車、エクスプローラーです」

ってレポートしていたけど、ニュース番組でその呼称はないんじゃないかな。
それも言うなら、

「ぺ・ヨンジュン演じる、イ・ミニョンが乗っていた、エ・クスプローラーです」

じゃ・ないのかな?

何・かおかしい?

ま・いいか♪


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“ロッキー” [映画]

“ロッキー”という映画が第49回(1976年度)のアカデミー賞で作品賞と監督賞(ジョン・G・アビルドセン)を獲ったのを知ってる人はどれくらいいるかな?
今では信じられない人もいるだろうけど、シルベスター・スタローンは主演男優賞にもノミネートされていたし、彼自身が書いた脚本は脚本賞にノミネートされていた。
作品賞を獲った作品だけに、脚本賞のノミネートは全く驚くべきことではないけど。
演技部門でいうと、ミッキー役の、今は亡きバージェス・メレディスと、エイドリアンの兄のポーリー役のバート・ヤングが助演男優賞に、エイドリアン役のタリア・シャイアは主演女優賞に、それぞれノミネートされていたけど、スライ(スタローンのニックネーム)を含め誰も賞を獲得できなかった。
個人的には四人とも獲って欲しかったな。
でも、この年は“ネットワーク”という映画も強くて、主演男優(ピーター・フィンチ)、主演女優(フェイ・ダナウェイ)、助演女優(ビアトリス・ストレイト)と、演技部門は三部門この作品がさらっていったんだった(助演男優賞は“大統領の陰謀”のジェイソン・ロバーズ)。
主演男優賞には“タクシー・ドライバー”のロバート・デ・ニーロ親分もノミネートされていたから、なかなかの激戦の年だったんだね。

いやしかし、それにしても千載一遇のチャンスといえた、主演男優&脚本のスライ兄貴には獲って欲しかった。
もう二度と、そんな機会に恵まれることはないだろうからね。
彼はプレゼンターとしては何度も授賞式には参加してるけど(第何回だったか、舞台の上でモハメッド・アリとボクシングのファイティングポーズをとったね、既にアリはパーキンソン病にかかっていたけど)。

・・・と、今日も毎度のことながら前フリが長くなりました。
今日書きたいことは、“ロッキー”のあのクライマックス、第14ラウンドが始まるあたりからラストシーンにかけては秀逸の一語に尽きますね・・・ということなんだな。
なんだか、このあたり、“あしたのジョー”の白木葉子とエイドリアンが重なって見えるけど。

いつでも帽子を手放せないでいたシャイなシャイア・・・じゃなくて、シャイア演じるシャイなエイドリアン。
見事に15ラウンドを戦いきったロッキーの立っているリングに向かって、総立ちの観客たちをかき分けながら駆け寄っていきます。
「ロッキー!ロッキー!」と叫びながら。
アナウンサーが判定の結果をアナウンスしていても、そんなことはどうでもいいロッキーは、ひたすら、
「エイドリア~ン!エイドリア~ン!」
と叫んでいる。
エイドリアンは、途中で可愛らしい赤い帽子が脱げてしまっても、構わずリングに向かい、上り、中に入ってきます。
ロッキーに駆け寄る彼女が帽子をかぶっていない事にすぐ気がつくロッキー。
「帽子は?」
と尋ねるロッキーに、エイドリアンは、
「I Love You!」
と答え、ロッキーも、
「I Love You」
と返す・・・。

思い出すだけでも涙がこみ上げてくるシーンだな。
もちろん、ビル・コンティさんの作曲したあの名曲抜きにこのシーンは語れない(ここで流れるのは、あの有名なメインテーマではない)。
大事な帽子・・・だけど、それよりも大事なロッキー、ですよ。

ところで、“ロッキー”シリーズは、“ロッキー・ザ・ファイナル”を除き、前作のラストが次作の始まりになってます。

個人的には“ロッキーⅡ”のメインテーマも大好きだ。
“Ⅰ”のラストから始まる“Ⅱ”、その後ロッキーとアポロが病院に運ばれている間に流れる“Ⅱ”のメインテーマは格好いいね。
映画のラスト、試合が終わってロッキーがミッキーと抱き合うシーンでも、またこのメインテーマが流れ出すけど、ラストシーン直後の興奮から、なんともいえぬ余韻へと転換させる、B・コンティの見事さには恐れ入りました。
そしてそして・・・

前回同様、“Ⅱ”のクライマックスシーンから“Ⅲ”は始まるけど、“Ⅱ”のラストシーンからいきなり花火の打ち上がるシーンに変わり、そこで流れるサバイバーの名曲“アイ・オブ・ザ・タイガー”(第55回のアカデミー賞でオリジナルソング賞にノミネートされた)と、そのモンタージュシーンは、この作品の監督でもあるスライの盛り上げ方に甚だ感服させられたな(‘モンタージュ’の意味は辞書で調べてください)。
ロッキーは防衛を重ねるごとにスターダムに上っていき、その一方でハングリーの塊みたいなクラバー・ラング(演じるのはご存知ミスター・T)はひたすらトレーニングしまくり、ボロ勝ちしまくり、ランキングを上げてくるという・・・。
“アイ・オブ・ザ・タイガー”一曲、4分足らずで二人の状況を見事に描き切っていたね。
映画自体も全体的に見所満載の出来栄えだったけど、クライマックスのロッキーとクラバーの再戦が案外あっさりしてたことが、少々物足りなかったな。

最後に。
“ロッキー・ザ・ファイナル”で、‘試合はラスベガスでやるぞ~’ってことになり、会場としてマンダレイ・ベイ・ホテルのマンダレイ・イベント・センターが設定された。
実は、ダヨーンはこれをラスベガスの映画館で観てたんだな。
『お、試合するの、すぐそこじゃん』
って思ったよ。

ということで、それが東京だろうが大阪だろうが、映画の中に自分の知っている景色や、馴染みの深い風景が出てくるのはとても嬉しいし、それも映画を観る醍醐味の一つと言えるよね~。

“ロッキーⅣ”についても語りたいことはあるけど、それはまた別の機会ということにしておきましょう。

 

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“13日の金曜日 PART3” もしくは ‘アホな大阪人’ [映画]

今日は‘アホな大阪人’の話です。
ハイ。ダヨーンもアホだけど、今日は‘ダヨーンではないアホな大阪人’の話です・・・。

 

今ではTDLかUSJにでも行かなきゃ見られなくなった、メガネをかけて観る、いわゆる‘3D方式’で上映される映画って、最近ほとんどなくなった(たまにあるみたいだけど)。
ジェームス・キャメロン監督の、“タイタニック”以来、実に11年半振りとなる新作SFスリラー、“アバター”(2009年公開予定)が、ロードショー公開では久々の3D方式ということだけど、再来年から3D方式上映の映画が増えてくるみたいで、そうなると劇場側の整備も急ピッチに行わないといけないだろう。

さて、今から24年前、“13日の金曜日 PART3 3-D”という映画が公開された。
当時は“ジョーズ3 3-D”なんて映画もあって、

『なんでタイトルにわざわざ‘3-D’ってつけるの?嬉しがり』

などと、多感だったダヨーンは思っていた。
どちらもメガネをかけて観る、‘飛び出す映画’だった。

有名なスリラー映画シリーズの第三弾である、“13日の金曜日 PART3 3-D”を、私は平日の大阪・ミナミの映画館に一人で観にいった。
劇場に着くと、既に上映が始まっていたので映画の途中から劇場に入り、かなり前方の座席に座って私は観た。
平日の昼間だというのに、館内は結構観客が入っていた。
当時でも‘メガネをかけて観る映画’なんてかなり珍しかったし、確かに話題になった映画ではあった。
スクリーンに近い席で観る‘飛び出せ!青春’はそりゃあ迫力があった・・・じゃなくて、‘飛び出す映画’はそりゃあ迫力があった。
その回の上映が終わったけど、私は席を立たず、映画の始まりから自分が観始めたところまで観る為に次の上映を待った。
次の上映が始まり、さっき観始めたシーンまで来たので、映画の途中で私は席を立った(時間があればその回の上映も最後まで観ても良かったんだろうけど、もう一本別の映画を観るつもりだったから、次の映画の上映時間の関係もあったのかも)。
劇場後方のドアに向かうべく通路を歩いて、私はズッコけた。
サングラスみたいなメガネをかけている観客だらけの映画館の不気味さもさることながら、そんなメガネをかけながら真面目に映画を観ている観客達が非常に間抜けに見えたのだ。

もちろん、そのことと‘アホな大阪人’は全く関係ない。
メガネをかけて観るべき映画なんで、大阪でなくても全国の映画館はメガネ野郎達で埋まってたんだから。

そうではなくて、私が通路を歩いてた時に大きな声で、

「うわッ!!」

って叫んだ男ッ!
君やキミッ!
歩いてくる私のシルエットを見て、

「・・・ホンマに人間が飛び出してきたんかと思ったァ」

と言った君のことを、‘アホだ’って言ってるんですよ、私は・・・。
多分、こんなしょうもない記事なんか君は読んでないだろうけどネ。

 

13日の金曜日 PART3

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ジョーズ3

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“フラガール” [映画]

普段あんまり邦画を観ない。
久々に観た。
 

“フラガール”

ふざけたタイトル。
予備知識がないのでなんともいえないけど、実話を基にしているストーリーだけに、実際に‘彼女たち’はこう呼ばれていたのかも知れない。
だったら納得。
でも、もしもこれが製作者が考えた彼女たちの呼称で、それをそのまま映画のタイトルにしたとすれば、お世辞にもセンスがあるとは言い難い。
実際、

『このタイトルが理由で観る事を拒んでいた』

と書いていた人が作品レビュー投稿者の中にはいた。
このタイトルだと、人によっては、

“裏がある”

と勘違いして、

「この映画、騙されるんじゃねェか?」

と、ただでさえ様々な詐欺が横行しているこの時代、敬遠されることは明白だろう。
また、ある人は、

“歩(ふ)が成~る”

と聞き間違え、

「“ヒカルの碁”に負けじと将棋界も頑張ってるねェ~」

と、将棋映画を期待して観に行き、その結果、

「騙されたー。この映画のタイトルは“裏がある”だったのか!」

と、それでも本当の映画のタイトルを覚えられない人が世間に溢れる可能性があったのでは?

当時(昭和40年頃)は、今でいうOL(オフィス・レディー)が‘ビジネス・ガール’と呼ばれていたらしいから、フラダンスを踊る女性たちが、‘フラダンス婦人会’ではなく、‘フラガール’と呼ばれていても何ら不思議なことではなく、想像するところ、この映画のタイトルは製作者が名付けたものではないんだろうね。

今日、“フラガール”について書きたかったことは上記のことではなく、木村早苗を演じていた徳永えりが良かったってことなんだな。

(ここからはネタバレになるので、気をつけるっぺよ)

演技も蒼井優と堂々と渡り合ってたけど、それよりもキャラクターの木村早苗は、蒼井優が演じた谷川紀美子よりもずっと画面で光り輝いていたよ。
実話を基にしてるので仕方ないけど、彼女が映画の半ばで町を離れるという展開は、個人的に残念で仕方なかった。
早苗が紀美子に夕張から郵便物を送ってくるけど、手紙も同封されてるんだから、その内容に触れて欲しかったよ。
そうでなければ、手紙なんか同封せず、ただ一言か二言書かれただけのカードで良かったんじゃないかな。

ラストはハッピーに創ってるけど、個人的にはハッピーじゃなかった。
あのシーンの撮影の現場には、出番はないがスタッフの手伝いを申し出た徳永えりも居合わせ、本編とは関係なく最後にはみんなと踊ったそうだ。
それはそれで心温まる裏話だけど、本編に関して言えば、早苗がいないだけに、尚更ハワイアンセンターのオープンはもの悲しかったね。
大体、彼女が紀美子をフラガールに誘わなかったら、この話は生まれなかったんだからね。

よし、ここは徳永えりちゃん。木村早苗の悔しさの分まで頑張って、今すでに持ち合わせているその輝きを更に発揮して、実力も人気も兼ね備えた女優として大きく羽ばたいていくんだぞ。
でも、今持ってる、努力する気持ちと謙虚な姿勢は忘れないように。
じゃないと、オレは応援しないっぺェ。

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“クモ男”、“コウモリ男”だったら“仮面ライダー”になるけどね [映画]

昔の洋画に付けられていた邦題って、格好いいのが多かったな。
‘風と共に去りぬ’、‘理由なき反抗’、‘誰(た)が為に鐘は鳴る’、‘地上(ここ)より永遠(とわ)に’等々・・・。
これらは原題を訳した物だけど、そうではないオリジナルのタイトルなんかでも、‘明日に向かって撃て’、‘戦場にかける橋’、‘史上最大の作戦’等々あったよ。
原題を訳したタイトルについて言えば、日本語自体が美しかったからだって思うな。
言葉が時の流れと共に変化していくことには抵抗は感じないけど、でも、日本的な美しい表現っていうのも、ずっと残っていけばいいなってオレは思う。

ところで、原題をそのまま訳した邦題の映画が、もしも大阪弁で訳されたらどうなるかというと・・・。
‘風と共に去りぬ’、‘Gone With The Wind’はきっと、‘風と一緒に去ってしもた’かな。
‘理由なき反抗’、‘Rebel Without A Cause’は、大阪弁だろうが名古屋弁だろうが、‘理由なしの反抗’でしょう。
‘誰(た)が為に鐘は鳴る’、‘For Whom The Bell Tolls’は、さながら、‘誰の為に鐘鳴んねん’って感じかな。
‘地上(ここ)より永遠(とわ)に’、‘ From Here To Eternity’を大阪弁で訳したら、きっと、‘こっからず~っと’ってタイトルになるんとちゃう~?

「アカデミー賞八部門受賞の、‘こっからず~っと’です」

うん。分かりやすくていいかもな。
ということで、古いながらも美しい言葉や、その地方ならではの方言は、これからも To Eternity、‘ず~っと’大事に残していきたいなって思う、ダヨーンなのでした・・・。(←‘今日のわんこ by 西山喜久恵’風締めくくり方)

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戦場にかける橋

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史上最大の作戦

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ジョニー・デップ、You are the MAN! [映画]

世界同時公開という、“パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド”を観てきた。

感想に関しては、ネタバレにもなるので、半年後くらいに書こうと思う。その時にまだこの記事のことを覚えていれば。

ジョニー・デップのことを初めて知ったのは、今から17年前、“クライ・ベイビー”という、なんともふざけた内容の学園ミュージカル・コメディーを観た時だった(この映画に関しては、トレイシー・ローズが出演していたことも個人的には驚いたことだった。なぜかというと・・・という話は、いつか機会があった時に語りましょう)。

リーゼント姿のデップの顔がアップになっている映画のポスターを見た時、

『このお兄ちゃん、すごく二枚目なのに、なんでこんなわけのわからない映画でバカみたいな役を演じたのかな』

と、とても不思議だった・・・けど、この初主演作品の時から、既に彼は自分なりのこだわりを持って出演作を選んでたんだろうな。

アカデミー賞の男優部門で何回かノミネートはされていても、個人的には、

『‘演技派’と呼ぶには、まだもうちょいのところかな』

とは思っている。

でも、初めてジャック・スパロウを演じた四年前、“呪われた海賊たち”で第76回アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた時、(実際に受賞したショーン・ペンに獲って欲しかったのは事実だけど)デップにも賞を獲って欲しかったな。

あの年は、“ミスティック・リバー”のショーン・ペンが強かったし、“ロスト・イン・トランスレーション”のビル・マーレイもダークホース的な存在だったから、デップが獲得する可能性はかなり低かったけどね。

でも、“シザー・ハンズ”でのハサミ男・エドワードの役とか、創造的な役を見事にこなすことも、何かしらの賞を与えるのには十二分に値すると思うよね。

しかも、ジョニー・デップというスターは非常にファンサービスもいい。

日米の多くのファンから愛されていても、それは至極当然のことといえるな。

そんな彼のことを、オレもずっと応援していくよーん。ダヨーン

19日には彼に会えなかったけど、その日限定のディズニーランドの、園内の地図の表紙を載せときます。


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オーランドかキーラでもいいけどね [映画]

アメリカ西海岸はロサンゼルスの近郊、アナハイム市にある本場のディズニーランドでは、19日の土曜日(現地時間)に“パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド”のワールド・プレミアが行われる・・・ので、当日の営業時間は午後5時までなのだ(その代わり、朝は午前6時半開園)。

去年の“デッドマンズ・チェスト”の時もそうだったし、四年前の“呪われた海賊たち”の時も、やはりディズニーランドでプレミアが行われた(四年前の上映会が、ディズニーランド史上初の園内で行われる映画のプレミア上映だった)。

ということで、ダヨーンも今日はジョニー・デップをひと目でも見られるかもわからないので、ディズニーランドに出かけよう・・・って、見られるわけはないけどね。

でも、郁子とは本当です。・・・もとい、行くことは本当です。

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“食人族” [映画]

‘E.T.’がアメリカで公開されたのは1982年の夏。
日本では同じ年の12月。
あれから二十五年が経つけど、そういえば二十五年前の映画で、‘食人族’っていうドキュメンタリー(風?)映画があった。
あれがドキュメンタリー、いわゆるノンフィクションだったとしたら、国家的問題になるし、倫理的にも絶対に許されないじゃん。
そう考えれば、あの映画は‘ブレア・ウィッチ・プロジェクト’の先駆け的存在だったんだな。
・・・というよりも、‘ブレア・ウィッチ~’って、アイデア的には‘食人族’のマネじゃん。
それにしても、未だにあの映画のラストのセリフは覚えてるよ。
「本当の食人族は我々かも知れない」・・・
映写室から出てきて、都会の真ん中で一人そんなことを呟いた白人のオッサン。
何を根拠にそんなことを言い出すのかなって思ったよ。
そこまでして無理矢理に映画を締めくくらなくてもいいのにね。
シリアスに終わりたかったんだろうけど、笑えたな。
そういう意味では、あれはコメディーだったのかな???

食人族

食人族

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2001/03/29
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