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“スター・ウォーズ/最後のジェダイ” [映画]

百人の人がいれば感情は百通り。感想も百通り。
誰かが美味しいと言っても他の誰かの口には合わないこともあるだろうし、誰かが面白いと言っても別の誰かにはカスほどにも感じられないってこともある。

そういうわけで、“スター・ウォーズ/最後のジェダイ”が面白いという鑑賞者がいてもまったく不思議じゃない。
だけど、1977年の夏にアメリカで、その一年後の夏に日本で、‘STAR WARS’という作品を初めて観た人たちが受けた衝撃的な面白さのことを思えば、‘最後のジェダイ’を面白いと思った人たちのそれとは比ぶべくもないかな。
それでも、どちらも‘面白い’には変わらないんだから、‘最後の~’が面白いと言える人は、それはそれで幸せだろうし、そんな人がいてくれてクリエイターたちも幸せだろうね。

ただ、オレにとっては屁みたいな作品だけど。・・・‘Star Wars’を名乗るのなら。
名乗らないんだったら、

『中身はないけど金と労働力だけはかかってるな』

ぐらいは感じたかな。


音楽担当のジョン・ウィリアムス大先生も、ラッシュを観て頭を抱えたと思う。

「こんな心が動かない作品にどうやって音楽をつけると言うんだい?」

それでも大先生は、

「ルークのテーマとレイアのテーマは使えるけど・・・‘帝国の逆襲’のあの曲や、あの曲のあの部分も使い回して・・・あとは適当♪」

と思ったかどうかは知る由もないけど、そのような苦労の末になんとか作曲したと想像する。

そもそもオレはJ・J・エイブラムスが嫌いだ。
今作は製作総指揮のみに回った彼には、クリエイターとしての才能は感じない。
これまで何も新しいことはやってないから、人真似はうまいのかも。
仕掛け人というか、プロデューサーとしては面白い存在だと思うけど。
‘スタートレック’も大して面白くはなかった・・・が、まだトレッキーには受け入れられている節もあるから、‘トレック’だけ創っていれば良かったのに。

そんなこんなを考えていたら、前作の、‘フォースの覚醒’と今作を、‘STAR WARS’とは呼べない代物にしてしまった諸悪の根源を自分なりに見つけた。
キャスリーン・ケネディ女史。
両作品でプロデューサーとして名を連ねているこの人は、スピルバーグ監督とだけ仲良くしていれば良かったのにな。
今やルーカスフィルムの社長にまで上り詰めた彼女は、しかしながら、‘スターウォーズ’のことを深く理解はしていないでしょう。
今作のプロモーションで来日した時に、

「ライアン・ジョンソン監督のシナリオは素晴らしい」

って言ってた。
耄碌したルーカス爺(次回参照)よりもさらに劣るJ・J・・・よりもさらにセンスがない。
彼女が製作総指揮を務めた、‘クリスタル・スカルの王国’も期待倒れだった。
彼女が三度(みたび)プロデューサーとして名を連ねる、‘Ⅸ’も、来夏公開の、‘Solo: A Star Wars Story’も期待しない方がいい。
‘Ⅸ’に至っては、

「J・J、再度監督やるってよ」

だから目も当てられない。
ただ、‘Solo’の方は、脚本はローレンス・キャスダンだし、演出はロン・ハワードなんで、少しは期待できるかも。あくまでもサイドストーリーとしてだけどね。

次回につづく









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