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“ROCK OF AGES” [砂漠の中の不夜城]

「かねてからの念願を果たしましたね、先輩」

「おー。遂に観てやったぜ、“Rock of Ages”のミュージカル」

「ここ、ラスベガスでは去年(2012年)の12月から始まったそうですよ」


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「このベネチアンホテルのRock of Ages Theatreは、前はブルーマングループのショーをやってたよな」

「ラスベガスのショーは人気がなくて打ち切られるものも多いですけど、色んな事情でショー会場が変わるものも少なくないんですよ。ブルーマンも、今はモンテカルロホテルでやってますけど、ベネチアンの前はピラミッド型で有名なルクソールホテルでかなり長いことやってましたからね」

「そういえば、ダヨーンが以前観て感動していた“オペラ座の怪人(Phantom – The Las Vegas Spectacular)”も六年以上のロングランだったけど、去年の9月に終わってしまったな」


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「あれは良かったですよ。映画も良かったけど、生の緊迫感というのは何物にも代えがたいですよね。終わったのは本当に残念でした」


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「“Phantom”やってたVenetian Theatreも、今は不定期でティム・マッグロウとフェイス・ヒルのショーをやってるみたいだな」

「カントリーミュージックファンには堪らないショーでショーね」

「そんなことより、“Rock of Ages”は、映画とは若干ストーリーが違ったな。ダヨーンは映画とミュージカル、どっちが好きだ?」

「去年映画を観た時は、そりゃ興奮しましたけど、ミュージカルもなかなか凝っていて、かなり良かったですね」

「英語力を多少要するところが、英語が苦手な人にはちょっと薦めづらいところだな」

「先に映画を観ておけば大体の流れはわかるんじゃないですか」

「でも、映画ではキャサリン・ゼタ=ジョーンズが演じていたパトリシア・ウィトモアがミュージカル版では・・・・ってとこと、ラストは結構な違いじゃないか?」

「あと、ミュージカル版ではロニーが大きな役回りでしたね」

「どちらもハッピーエンドには違いないが、映画の方が、‘Happier End’だな」


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「ところで、入場時にもらったミニライター型LEDライト、‘殿下(プリンス)’の名作、“パープルレイン”みたいにミュージカルの最中にも使いました(灯[ひ]を掲げてゆっくり左右に振る)けど、暗いところを照らすミニライトとしても使えますね」

「電池がなくなるまでな」

「バッテリーがバッテるー(バテる)までってね。ハハハ」

「そんなことより、おい!見てみろよ、このシェリー役。ホワイエに飾っていた出演者たちの宣材写真(オーディション用写真)を見て、このキャリー・セント・ルイーって女優さん、メイクですごく顔が変わるんだなって思ってたら・・・」

「僕も思ってましたよ。俳優って、役によって芝居や体型だけでなくて顔まで変えるのかって。ステイシー・ジャックス役の人もステイシーの顔とジョン・ロバート・ホールっていう役者さんの顔は全然違いますもんね」

「キャリーのツイッターによれば、オレたちがショーを観た日、彼女は体調を崩してたみたいだぜ。で、そのツイッターでもあまりにもオレたちが観たシェリーとは顔が違い過ぎるんで色々見てみたら・・・見ろッ!このアマンダ・ミラーってウエイトレス役!」

「あーッ!‘僕たちのシェリー’じゃないですかッ!」

「そうだ。彼女こそが、‘オレたちのシェリー’だぜ」

「以前、マンダレイ・ベイ・ホテルで“MAMMA MIA!(マンマ・ミーア!)”を観た時も、座席は最前列のど真ん中でエラく感動しましたけど、“Rock of Ages”も最前列の真ん中(正確にはステージの中心に一番近い右側。最前列だけ真ん中部分の座席がない)でしたから、シェリーやステイシーが歌ってる時はつばきまで飛んできそうな感じだったし、ラストでバンドのギターのクリス・チッチーノが舞台の最前端まで来た時には指の動きがマンガみたいにハッキリクッキリ見えて、可笑しいくらいでしたよね。シェリー・・・というか、アマンダと目が合った時には、(“MAMMA MIA!”の)ターニャと目が合った以上にドキッとしましたよ」

「まったく代役に見えなかったな。キャリーのシェリーを観てないから比べることはできないけど、オレとしてはアマンダのシェリーを観られて本当に良かったよ。アマンダは、“サタデーナイトライブ”に出てた頃(1985、86年)のジョーン・キューザックを可愛くした感じで、すごく好感を持てたな」

「あれくらい魅力的な女優さんだから、テレビか映画か舞台かわかりませんけど、遠くない将来、大きな役をもらうんじゃないですか」

「ダヨーンは、“MAMMA MIA!”でソフィーを演じてたリビー・ウィンタースについてもおんなじようなこと言ってたけど、リビーは全然ビッグになってないじゃないかよ」

「彼女は、“MAMMA MIA!”をクビになったのか自分から辞めたのか知りませんけど、ソフィー役を降りてニューヨークに戻って、以前からやってたバンドのヴォーカルとして音楽活動もしてましたから、もしかしたら中途半端になってしまったのかもしれませんね」

「なるほど。アメリカのショービズ界で一流になるのは簡単じゃないってことなんだろうな」

「ショーびずね・・・いや、ショーですね・・・いやいや、そうですね」

「そんなことより、ダヨーンが部屋を取ったTHE QUADってホテルはベネチアンから近くて、便利は便利だけど・・・」

「わかってますよ。先輩の言いたいことは前回ここで書きましたから」



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