¡ Viva LAS ELVIS ! [砂漠の中の不夜城]
ラスベガスのARIA(アリア)ってホテルで行われてる“Viva ELVIS”というショーは、まさに、
「アリャッ♪」
ってショーだったよ。
すごくイイ意味で。
日本でも“サルティンバンコ”や“アレグリア”や“キダム”や“ドラリオン”や“コルテオ”や、そして今年は“クーザ”を上演中の、もはや説明不要の‘太陽のサーカス団’、シルク・ドゥ・ソレイユが2010年2月にスタートさせた、ラスベガスでは七つ目となる常駐ショーである、この“Viva ELVIS”。
やってくれたね。
それまで、曲はたくさん知ってたけど、別に好きでもなんでもなかった、‘The King’ことエルヴィス・プレスリーのファンにさせやがったよ、このショーは。
別にこのショーがシルク・ドゥ・ソレイユである必要はこれっぽっちもないとは思った。
だって、ラスベガスだけで七本目って多過ぎじゃん。
シルク好きにはいいだろうけど、そうでない人にとっては、
「おばちゃんの踊ってる姿なんて見たくないよ」
¿ってことになるんじゃない?
あ、シルクはシルクでも、それは吉本興業の元・非常階段のシルクか。
相方だったミヤコさんのことを思うと、今でも悲しい気持ちになるよね。
とにかく、シルク・ドゥ・ソレイユが好きな人なら、ショーが多いことは嬉しいことかもしれないけど、そうでない人にとっては、
「¿もっと昔みたいなレビューショーとかないの?」
なんてことも言いたくなるだろうね。
ところがどっこい、そういうことを言いたくなる人や、シルクのショーに飽きた人なんかにも観て欲しいよ、“Viva ELVIS”は。
逆に言えば、シルクのファン、もう少し正確に書けば、“ミスティア”のような超アクロバティックな内容や、“O(オー)”とか“KA(カー)”のような大掛かりな舞台装置を観たいという人にはあまり薦められないショーってことになるだろうけど、何はともあれ、エルヴィスのファンでもそうでない人でも、エルヴィスにシビレることになるんじゃないかな。
オレはそうだった。
そしてそのお陰で、ショーを観た後、CDを九枚とDVDを一枚買う羽目になっちまったよ。
DVDはショップにたまたま一枚しかなかったからで、何枚もあれば全て買ってるところだった。
1977年に弱冠42歳で亡くなった彼のことを、その三十四年後にファンにさせるとは、ホントに罪なショーだな・・・“Viva ELVIS”は。
因みに、エルヴィスは‘King of Rock and Roll’とも呼ばれてる。
そして、‘King of Pop’と言えばマイケル・ジャクソンだし、‘King of Soul’と言えばオーティス・レディング(ジェームス・ブラウンもそう呼ばれることもあるけど、‘JB’はどちらかと言えば‘The Godfather of Soul’かな)だけど、シンプルに、‘The King’と言えば、エルヴィスをおいて他にはいないでござるよ。
彼の、周りのスタッフや関係者に対する懐(ふところ)の深い接し方や、ステージ上、またステージ以外においての立ち居振る舞いを見ていると、‘King’というニックネームはピタリと当てはまるね。
¡そんな彼の生前の生のステージ、本当に観たかったよ!
ところで・・・
このアルバムは、聴くと、ショーを観た人ならそれぞれのシーンが思い出されて、そこそこ高いレベルで満足できるものかもね。
だけど、“Love Me Tender(ラブ・ミー・テンダー)”と、“Can't Help Falling In Love(好きにならずにいられない)”に関しては、単純に‘聴く’のなら、それぞれの黒人女性ヴォーカルとのデュエットは邪魔モノでしかないな。
前者のデア・ノルベルグと後者のシェリー・サンジェルマンは、二人ともこの二つの名曲をアレンジして歌っていて、オリジナルを愛する者にとっては、
「¡普通に歌えよッ!」
と叫びたくなること間違いなしだ。
これは二人のせいではなくて、プロデューサー兼アレンジャーのエリック・ヴァン・トーノーが悪いんだろうけど。
その一方で、アルバムを通してベン・クレメントのドラムはノリノリでウキウキでワクワクで、カッコ良すぎる
実際に観たショーでのドラムがクレメントだったかどうかはわからなかったけど、観ながら、
「ドラムのおっさん、スゴイやん~」
と感じてたしね。
あと、個人的には、日本盤のみのボーナス・トラックとして収録されているらしい福原美穂とのデュエットによる“Love Me Tender”はゴミのような無駄なものかな(聴いたことがないからなんとも言えないけど、聴きたいとも思わないから、こんなゴミみたいなコメントしか書けなくてゴメンちゃい)。
でも、もう一曲の日本盤のみのボーナス・トラックである“A Little Less Conversation(リトル・レス・カンヴァセーション/邦題:おしゃべりはやめて)”のJXL Remix Versionは嬉しい‘オマケ’だな。ショーでは使われていないけど。
この曲は映画、“オーシャンズ11”ではオリジナル・ヴァージョンが使われたし、このJXLリミックス・ヴァージョンは2002年のワールドカップサッカーの際にはナイキのCMで日米共々使用されていただけでなく、NBCで放送されていたドラマ、“LAS VEGAS”のオープニング曲でもあったし、日本では最近、ジョージア缶コーヒーのCMにも使われていたということで、米国内のみならず日本でもすっかりおなじみの曲だからね。
最後に、じゃあ、
「¿ショーを観てからCDを聴いた方がいいのか?」
それとも、
「¿CDを先に聴いておいてショーを観た方がいいのか?」
ということで言えば、断然、CDを聴き込んで聴き込んで聴き倒してからショーを観た方が絶対にいいよ。特に‘King’の曲をあまり知らない人はね。
ただ、ショーで演奏されたにもかかわらず、CDに収録されていない曲が多数あるのは残念至極。
代表的なものでは、名曲“Jailhouse Rock(監獄ロック)”や、“Are You Lonesome Tonight?(今夜はひとりかい?)”。
更には、ラスベガスで行われるからこそのショーのタイトルは、この曲にinspire(インスパイアー)されているであろう、“Viva Las Vegas(ラスヴェガス万才)”が割愛されてたり、個人的には、“G.I. Blues(G.I.ブルース)”が入っていないのも‘ガッカリ要素’だね~
「アリャッ♪」
ってショーだったよ。
すごくイイ意味で。
日本でも“サルティンバンコ”や“アレグリア”や“キダム”や“ドラリオン”や“コルテオ”や、そして今年は“クーザ”を上演中の、もはや説明不要の‘太陽のサーカス団’、シルク・ドゥ・ソレイユが2010年2月にスタートさせた、ラスベガスでは七つ目となる常駐ショーである、この“Viva ELVIS”。
やってくれたね。
それまで、曲はたくさん知ってたけど、別に好きでもなんでもなかった、‘The King’ことエルヴィス・プレスリーのファンにさせやがったよ、このショーは。
別にこのショーがシルク・ドゥ・ソレイユである必要はこれっぽっちもないとは思った。
だって、ラスベガスだけで七本目って多過ぎじゃん。
シルク好きにはいいだろうけど、そうでない人にとっては、
「おばちゃんの踊ってる姿なんて見たくないよ」
¿ってことになるんじゃない?
あ、シルクはシルクでも、それは吉本興業の元・非常階段のシルクか。
相方だったミヤコさんのことを思うと、今でも悲しい気持ちになるよね。
とにかく、シルク・ドゥ・ソレイユが好きな人なら、ショーが多いことは嬉しいことかもしれないけど、そうでない人にとっては、
「¿もっと昔みたいなレビューショーとかないの?」
なんてことも言いたくなるだろうね。
ところがどっこい、そういうことを言いたくなる人や、シルクのショーに飽きた人なんかにも観て欲しいよ、“Viva ELVIS”は。
逆に言えば、シルクのファン、もう少し正確に書けば、“ミスティア”のような超アクロバティックな内容や、“O(オー)”とか“KA(カー)”のような大掛かりな舞台装置を観たいという人にはあまり薦められないショーってことになるだろうけど、何はともあれ、エルヴィスのファンでもそうでない人でも、エルヴィスにシビレることになるんじゃないかな。
オレはそうだった。
そしてそのお陰で、ショーを観た後、CDを九枚とDVDを一枚買う羽目になっちまったよ。
DVDはショップにたまたま一枚しかなかったからで、何枚もあれば全て買ってるところだった。
1977年に弱冠42歳で亡くなった彼のことを、その三十四年後にファンにさせるとは、ホントに罪なショーだな・・・“Viva ELVIS”は。
因みに、エルヴィスは‘King of Rock and Roll’とも呼ばれてる。
そして、‘King of Pop’と言えばマイケル・ジャクソンだし、‘King of Soul’と言えばオーティス・レディング(ジェームス・ブラウンもそう呼ばれることもあるけど、‘JB’はどちらかと言えば‘The Godfather of Soul’かな)だけど、シンプルに、‘The King’と言えば、エルヴィスをおいて他にはいないでござるよ。
彼の、周りのスタッフや関係者に対する懐(ふところ)の深い接し方や、ステージ上、またステージ以外においての立ち居振る舞いを見ていると、‘King’というニックネームはピタリと当てはまるね。
¡そんな彼の生前の生のステージ、本当に観たかったよ!
ところで・・・
このアルバムは、聴くと、ショーを観た人ならそれぞれのシーンが思い出されて、そこそこ高いレベルで満足できるものかもね。
だけど、“Love Me Tender(ラブ・ミー・テンダー)”と、“Can't Help Falling In Love(好きにならずにいられない)”に関しては、単純に‘聴く’のなら、それぞれの黒人女性ヴォーカルとのデュエットは邪魔モノでしかないな。
前者のデア・ノルベルグと後者のシェリー・サンジェルマンは、二人ともこの二つの名曲をアレンジして歌っていて、オリジナルを愛する者にとっては、
「¡普通に歌えよッ!」
と叫びたくなること間違いなしだ。
これは二人のせいではなくて、プロデューサー兼アレンジャーのエリック・ヴァン・トーノーが悪いんだろうけど。
その一方で、アルバムを通してベン・クレメントのドラムはノリノリでウキウキでワクワクで、カッコ良すぎる
実際に観たショーでのドラムがクレメントだったかどうかはわからなかったけど、観ながら、
「ドラムのおっさん、スゴイやん~」
と感じてたしね。
あと、個人的には、日本盤のみのボーナス・トラックとして収録されているらしい福原美穂とのデュエットによる“Love Me Tender”はゴミのような無駄なものかな(聴いたことがないからなんとも言えないけど、聴きたいとも思わないから、こんなゴミみたいなコメントしか書けなくてゴメンちゃい)。
でも、もう一曲の日本盤のみのボーナス・トラックである“A Little Less Conversation(リトル・レス・カンヴァセーション/邦題:おしゃべりはやめて)”のJXL Remix Versionは嬉しい‘オマケ’だな。ショーでは使われていないけど。
この曲は映画、“オーシャンズ11”ではオリジナル・ヴァージョンが使われたし、このJXLリミックス・ヴァージョンは2002年のワールドカップサッカーの際にはナイキのCMで日米共々使用されていただけでなく、NBCで放送されていたドラマ、“LAS VEGAS”のオープニング曲でもあったし、日本では最近、ジョージア缶コーヒーのCMにも使われていたということで、米国内のみならず日本でもすっかりおなじみの曲だからね。
最後に、じゃあ、
「¿ショーを観てからCDを聴いた方がいいのか?」
それとも、
「¿CDを先に聴いておいてショーを観た方がいいのか?」
ということで言えば、断然、CDを聴き込んで聴き込んで聴き倒してからショーを観た方が絶対にいいよ。特に‘King’の曲をあまり知らない人はね。
ただ、ショーで演奏されたにもかかわらず、CDに収録されていない曲が多数あるのは残念至極。
代表的なものでは、名曲“Jailhouse Rock(監獄ロック)”や、“Are You Lonesome Tonight?(今夜はひとりかい?)”。
更には、ラスベガスで行われるからこそのショーのタイトルは、この曲にinspire(インスパイアー)されているであろう、“Viva Las Vegas(ラスヴェガス万才)”が割愛されてたり、個人的には、“G.I. Blues(G.I.ブルース)”が入っていないのも‘ガッカリ要素’だね~
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